折り紙によるタヌキ

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人を騙す生き物といえば、たぬきときつね。三文字ずつで、たぬきの尻はきつねの頭と同じ。たぬきもきつねも犬の親戚。たぬきの化ける力はきつねよりも弱いらしい。

祖父母の家の裏に少し小高くなった森がある。たぬきが出るらしい、と祖母は言った。

そいつは見てみたい、と子供心に思った。都会ではネズミより大きい生きものは、犬か猫かカラスかハトか人間くらいだ。たぬきはレアキャラだ。

何度か森の近くに行った。祖父はたぬきがいる、と言う。見えたような気もするが、見えていなかったような気もする。確かその時は半信半疑に見えた、と言った。たぬきといえば、そんなことを思い出す。

きつねの面はよく見るけれど、たぬきの面はあまり見かけない。調べてみると、たぬきの面はぶさいく。おひげが生えてるのもある。イラストは可愛いのに。いたずらのイメージが強いのだろうか。

ともかく、そんなことを思いながら作った作品。かんたんに作ったはずが、鼻の沈め折りはやっぱり難しい。

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